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中学2年『平家物語』の冒頭


平家物語』は、
平家一門の興亡を描いた軍記物語です。

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物語は、文学的文章なので、
主題を確認すると良いです。

平家物語』の主題は、「無常観」です。

「無常観」とは、

「無常」を辞書で引くと、
①すべてのものは、変化しつづけて、永久不変ではないということ。
②人生のはかないこと。
とあります。
よって、
「無常観」は、
「すべてのものは、変化しつづけて、永久不変ではないという考え方」といった感じです。

平家物語』の冒頭で、描かれている内容も、
無常観です。

では、冒頭部分の解説です。

☝を大きく2つに分けると、☟こうなります。

☝をさらに分けると、☟こうなります。

4行にわかれ、
前2行で対(ペア)を作り、後ろ2行で対(ペア)を作っています。
対(ペア)になっているため、
前2行と、後ろ2行は、それぞれ文の構成が似ています。
似ているところ意識すると、暗記するとき、楽になるかもしれません。

各行の解説

1行目

常=「永遠」といったイメージです。
常夏のハワイ=常に夏、常世=永遠の世界
2行目

3行目

4行目

まとめ