副助詞
「副助詞」は、
「意味系」の助詞ですが、
勿論、「関係」も作ります。
どういうことか、言いますと、
「副助詞」の「副」を「訓読み」すると分かります。
「副」の「訓読み」は、「副える」です。
辞書で意味を引くと、
「副える」=
「①あるものに、今までよりさらによくするするものを付け加える」
「②つける」
とあります。
「副助詞」は、
「何かを付け加える」助詞ということになり、
「何を付け加えているのか?」というと、
「意味を付け加えている」ということになります。
というわけで、
「副助詞」は、
「関係」も作るけど、
そこに「意味」も足します。
ここで、
暗記することは「付け加える意味」です。
暗記しておくと、
正しい意味や微妙なニュアンスを掴めます。
【例】
「まで」=「極端な例」の場合
例文「子どもにまで、笑われる。」からは、
どのような可能性が想像できるか?
「子ども」が「極端な例」ということは、
「大人」や「青年」には、まず笑われていることが想像できます。
あと、
笑われている対象は、「大人」か「青年」でしょう。
「笑う」という動詞は、
「他者を笑う」意味のとき、
「馬鹿にする」といった、かなりマイナスな言葉です。
「子どもにまで、馬鹿にされる」ということは、
通常、
子供でも失敗しなような、
とんでもない失敗を大人(青年)がした可能性が想像できます。
「こそ」=「強調」の場合
例文「来年こそ頑張ろう。」からは、
どのような可能性が想像できるか?
まず「今年は、ダメだったのだろうなあ」ということは、想像できます。
通常なら、
「来年は、頑張ろう。」で良いのですが、
敢えて、
「来年こそ」
と「強調」していることを考えると、
もしかしたら、「その前の年も、ダメだった」可能性が想像できます。
また、
「今年だけ、ダメだった」としても、
その「ダメさ加減」が「猛烈」だった可能性も考えられます。
「は」=「取り立てる」の場合
教科書の例に
「生水は飲まない。」(取り立てる・限定する)というのがあります。
「限定」は、大丈夫だと思いますが、
「取り立てる」とは、何か?
「取り立てる」とは、
「話題をチョイスする」とか、
「話題をピックアップする」といった意味です。
この「生水は飲まない。」という発言があった場には、
恐らく、
「いろいろな飲み物がある」のだと思います。
「お茶」「ジュース」「エナジードリンク」「水道水」など、
その中から「生水」をチョイスして、
「生水は飲まない。」という情報を伝えたという意味です。
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