江戸時代の文化は、2つ出てきます。
「元禄文化」と「化政文化」です。
基本、何でもそうですが、
比較すると、覚えやすいです。
概要は、下のような感じです。
「元禄文化」と「化政文化」は、
時間差(100年ほど違います。)があり、場所も違います。
元禄=大阪文化で、
化政=江戸文化です。
元禄文化=
大阪は、
「天下の台所」と呼ばれ、日本中の物品が集まり、お金があふれた商業地です。
おまけに、幕府直轄地で、
他の藩のように藩主(=支配者)の目もないため、
リッチな豪商たちによって、いち早く、文化が花開いたイメージです。
化政文化=
10代将軍=家斉の頃ですが、
老中=松平定信が江戸のしめつけに失敗し、失脚した後に
家斉が贅沢三昧にふけたそうなので、
大阪から遅れること、100年、ようやく江戸でも文化が花開いたイメージです。
場所が違うので、特色に土地柄が反映されています。
大阪=明るい・分かりやすい・義理人情(浪花節)
東京=こっけい・皮肉
現代とも通じるところがあります。
「大阪のお笑い」と「東京のお笑い」の違いといった感じでしょうか。
美術も、
「元禄(大阪)」は、
階層(文化の担い手)が「豪商(=リッチ)」だったので、
「屏風」だったり、浮世絵も「肉筆浮世絵(1点もの)」だったりしますが、
「化政(江戸)」は、
階層に「庶民(=基本貧乏)」が加わるため、
「屏風」は、出てきません。
浮世絵(=錦絵)も、「1点もの」から木版画(印刷もの)になったりします。
「表」で、まとめても良いのですが、
自分は、記憶力が弱く、イメージ派なので、
「マッピング」にすると覚えやすかったりします。
「左=美術、右上=学問、右下=文学、真ん中下=俳諧」というように
同じ位置に「同じジャンル」を置くと、
記憶をたどりやすいです。
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