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「江戸中期の政治」情報まとめプリント

中学2年の2学期に入ると、
江戸時代に突入します。
5代将軍~12代将軍までの政治が一機に出てくるので、
こんがらがりますが、

・誰が中心に政治を回したのか?
・将軍本人型か、将軍をサポート型か?
・前政治との関係は?
・政治の担い手は、エリート出身か?雑草出身か?

など比較しながら、覚えていくと良いです。

【表タイプ】

マッピングタイプ】

綱吉の政治

5代綱吉と新井白石(6代&7第将軍)で「文知政治」です。

正徳の治

正徳の治(=新井白石)は、
貨幣の質」、「金銀の扱い」などで、
綱吉の政治に対して否定的なスタンスです。
生類憐みの令」も廃止しています。
この中では、唯一の「学者」です。

享保の改革

8代吉宗から血統が代わり、
江戸時代「第2部」の始まりです。
ここからは、吉宗の直系子孫が将軍になります。

田沼時代

田沼意次は、旗本出身の雑草政治です。
エリート政治(将軍、藩主からの大名)は、とかく「米」にこだわりましたが、
田沼意次は、お金のあるところからお金を取ろうという発想なので、
この中では、変わった政策がたくさん出てきます。

寛政の改革

松平定信は、田沼否定の政治を行いました。
将軍の座をめぐり、田沼には、個人的な恨みもありましたが、
「雑草」と「エリート」故に価値観の相違もありました。
エリート中のエリート(吉宗の孫)の松平定信は、
「吉宗」の政策を因襲し、
財政確保は、「米」にこだわり、
質素倹約、風紀の取り締まりを徹底しました。
価値観が一定していた「白河藩」では、
話が通じたのですが、
価値観が多様する江戸では、ほとんど話が通じず、失敗に終わりました。
コロナ初期の東京のようなイメージでしょうか。

天保の改革

水野忠邦もエリートです。
松平定信は、生まれながらのエリートですが、
水野忠邦は、野心家で、
唐津藩主から浜松藩主へと国替えに成功するなど、
「老中首座」に上り詰めるまでは、順風満帆でした。
しかし、
老中としての政策は、「吉宗&松平定信」路線だったので、結果も同じでした。
老中失職後、再び、老中に復帰するのですが、
そのときは、
人が変わったように無気力人間になっていたそうです。

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