漢字事件です。
「殺」は、何の命を絶っているのか?
「殺」をバラバラに分解するとこうなります。
「殺」は、「殺」の省略系らしいので、
「殺」で考えます。
右側は、
「るまた/ほこづくり」と呼ばれる部首です。
意味は、「手に持つ矛でうつ。」です。
問題は、「殺」の左部分です。
漢和辞典を引くと、
「殺」の左部分は、
「神に供えるいけにえ」とあったので、
「木(=御神木)」=「神様」に捧げられた人を表しているのかと
推理しました。
しかし、
「メ」=人として、
「、」=御神木の上方を指しているとすると、
いけにえになった人は、木に吊るされている状態になるので、
なんか違うかなあと。
プレデターが木につるしていたのは、獲物でしたし、
自分の木に吊るされている人のイメージは、罪人であったり、
「吊るされる」には、
なにかとマイナスのイメージが付きまといます。
吊るすという行為には、
「いけにえになった人」に対するプラスの気持ちが感じられないような…。
というわけで、
他のものを、アレコレと調べていたら、
「殺」の左部分は、
「いのししなどの動物の象形」とありました。
ということは、
各パーツに情報をあてはめると、
☟こうなるか。
ココからは、完全な推量です。
総合すると、
「殺」のもともとの意味は、
下の動作を表す漢字だと思われます。
神様への捧げものである
「いのしし」の首に
矛をうちつけ、絶命させる。
(どちらかというと信仰的な行為。)
よって、
問い(「殺」は、何の命を絶っているのか?」)の答えは、
「神様に捧げるイノシシなどの動物」でした。
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