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初代「タイガーマスク」変身前から、すでに完成していた佐山サトルのプロレス・スタイル=「サミー・リー」時代

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 1981年(昭和56年)4月23日に蔵前国技館で衝撃デビューを果たし、空前の虎ブームを巻き起こした佐山サトルですが、そのプロレス・スタイルは、変身直前のイギリス時代に完成していました。

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 片手に竹刀を持った黄色いジャージの人がサミー・リー(佐山サトル)です。このブルース・リーをイメージするキャラクターは、佐山サトルのアイディアはなく、イギリスのプロモーター、マックス・クラブトリーという人物のアイディアだったそうです。佐山サトル自体は、あまり乗り気でなかったようです。『G SPIRITS』49号のピート・ロバーツ(英国人プロレスラー)のインタビューの中で、

「ただ、サトルはこのキャラクターに不満を持っていたようですし、サミー・リーというリングネームも好きではなかったみたいですね。理由は日本人ではなく、中国人や韓国人のように聞こえるからだと思います。我々からすれば東洋人の区別は付きにくいのですが、”日本人でサミー・リーはないだろう…”と本人は感じたんでしょう。実際凄く戸惑っていましたよ。」

とありました。しかし、佐山サトルの思いとは別に「サミー・リー」人気は、爆発して、イギリス・レスリング界に革命を起こしたと云われています。

 人気爆発だったサミー・リーですが、佐山サトルが急遽、虎になるため帰国してしまい、イギリスマット界から突如、消えてしまいますが、このキャラクターは、10カ月後の1982年2月からイギリス遠征した前田日明に引き継がれ、前田日明は、サミー・リーの弟「クイック・キック・リー」として、イギリス武者修行時代を過ごしています。

  

 

 

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 「黄色いジャージ」は、勿論、この『死亡遊戯』のイメージですね。『キル・ビル』では、クエンティン・タランティーノがこの黄色のジャージをイメージしたスーツを、ユマ・サーマンに着せました。

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血がドビャーとなる場面があるので、苦手な人は、回避して下さい。

 皆、ブルース・リーになりたかったのですね。というわけで、最後は2012年のドキュメンタリー映画。『アイ・アム・ブルース・リー』の紹介で。

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