重箱読み と 湯桶読み
【ジャンル】言語
【特 徴】しっかり覚えれば、点数が稼げるジャンルです。
【すべきこと】
①「重箱読み」がどのような読み方をするのか、覚えましょう。
②「湯桶読み」がどのような読み方をするのか、覚えましょう。
③「熟字訓」がどのような読み方か、覚えましょう。
④「訓読み」と「音読み」について、おさらいしておきましょう。
①重箱(じゅうばこ)読みとは?
上の漢字を音で読みして、下の漢字を訓で読むこと。
②湯桶(ゆとう)読みとは?
上の漢字を訓で読みして、下の漢字を音で読むこと。
③熟字訓(じゅくじくん)とは?
熟語を、ひとつのまとまりとして、特別な読み方をするもの。
例えば、「五月雨」など、
どれが「さ」で、どれが「み」で、どれが「だれ」か、
分からないでしょう、分からないはずです。
「五月雨」=「さみだれ」だからです。
パソコンなどで、
漢字変換すると、よく分かります。
「さ」で漢字変換しても、「五」も「五月」も出てきません。
ところが、
「さみだれ」で変換すると、「五月雨」が一発で出てきます。
④訓読みとは?音読みとは?
訓読みとは、
日本固有の言葉、和語を読むこと。
訓と音を区別するときは、「ひらがな」で表記される。
音読みとは、
中国由来の言葉、漢語を読むこと。
訓と音を区別するときは、「カタカナ」で表記される。
また、音と訓の区別の仕方で、
その読みを聞いただけで意味の分かるものを「訓読み」、
その読みを聞いただけでは、意味が分からないものを「音読み」だと説明します。
このことで注意することは、
例外が多いということです。
長い年月の中で、
訓読みが使われなくなったり(金=こがね、銀=しろかね)、
そもそも訓読みのない漢字もあります(絵、胃)。
余裕のある人は、主な例を覚えておくと良いでしょう。
まぎらわしい 訓読み の例
野(の)・場(ば)・日(ひ)・間(ま)・馬(ま)・身(み)・音(ね)・家(や)
相(あい)・粉(こ)・路(じ)・千(ち)・血(ち)・菜(な)・荷(に)
根(ね)・辺(べ)・真(ま)・実(み)・屋(や)・世(よ)・代(よ)・夜(よ)
まぎらわしい 音読み の例
絵(エ)・駅(エキ)・客(キャク)・図(ズ)・席(セキ)・線(セン)・肉(ニク)
服(フク)・本(ホン)・陸(リク)・愛(アイ)・胃(イ)・円(エン)・王(オウ)
金(キン)・銀(ギン)・図(ズ)・茶(チャ)・鉄(テツ)・兵(ヘイ)・役(ヤク)