「君は『最後の晩餐』を知っているか」の文章ジャンルは、「評論文」です。
教科書では、「評論」を次のように定義しています。
「評論」=
「物事の価値などを評価し、自分の見方を論じること。」
文章の構成は、
「序論」=問題提起
「本論」=問題提起の説明・答え
「結論」=まとめ
となっています。
定番の構成なので、読みやすい文章です。
今回は、
「序論」の部分を使って、
要らない情報を省いて読んでみます。
能力が高い人は、
情報過多でも読めるらしいのですが、
自分の場合(=記憶力弱しの人間)は、
一文が長い(=情報が多い=修飾語が多い)と読めません。
しかし、
要らない情報を省けば、
記憶力が弱い人でも、文章が読めるようになります。
では、始めてみます。
まず
本文の「序論」部分です。
読みやすくなるように改行してあります。
本文「序論」
このまま読んで、問題ない人は、大丈夫ですが、
もう一つ、意味が掴めない人は、次の「情報カット版」を読んでみて下さい。
情報カット版
どういう結果になったかは、分かりませんが、
情報カット版の方が読みやすかったのではないでしょうか。
さらに、
「接続詞」を意識すると、より意味が掴みやすくなります。
接続詞をマーカーしたもの
「接続詞をマーカしたもの」と「情報カット版」を合わせます。
情報カット版+接続詞マーカー
どのやり方にも合う合わないが、あるので、
合った人は、参考にして下さい。
最後に
「情報カット版のスリム文」と「100字要約」です。
「序論」の問題提起は、
私は、
「最後の晩餐」の前に立ったとき、
なぜ「かっこいい」と思ったのか?
です。
本論では、
「なぜ、『最後の晩餐』をかっこいいと思ったのか?」の説明をしているので、
本論を読み終わった後に、
「最後の晩餐」をかっこいいと思った説明ができれば、
正しく読めていると思われます。