モータウン(Motown;Motown Records)
アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト発祥のレコードレーベル。スプリームス(ダイアナ・ロス在籍)、ジャクソン5(マイケル・ジャクソン在籍)、スティーヴィー・ワンダー、マーヴィン・ゲイなどの人気アーティストなどを生み出しました伝説的なレコード・レーベルです。1960年から1969年には、「Billboard Hot 100」のトップ・テンに79曲がランクインするほどの人気を集め、黒人音楽を大きく発展させた。
今回は、僕が勝手に思う全体的な「モータウン・サウンド」の魅力=「Sunny Days」的な曲を集めてみました。
①「I Want You Back」Jackson 5
邦題は、「帰ってほしいの」。「ジャクソン5」が1969年に発表したメジャー・デビュー曲。1970年には、「Billboard Hot 100」と『ビルボード』誌のR&Bチャートの両方で1位を獲得した。
②「Baby Love」The Supremes
1964年の「Billboard Hot 100」で1位を獲得。ちなみに安室奈美恵が2008年に発表した「NEW LOOK」は、この曲のサンプリング曲です。スプリームスは、「ダイアナ・ロス」がリード・ボーカルを務めた3人組女性グループ。映画『ドリームガールズ』は、この「ダイアナ・ロスとスプリームス」をモデルにしたお話です。
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ダイアナ・ロスをモデルとした役どころをビヨンセが演じました。他にジェイミーフォックス、エディー・マーフィーが出演。ちょっと脱線しますが、下曲、劇中でビヨンセらが歌う「ONE NIGHT ONLY (DISCO)」です。
③「You Can't Hurry Love」The Supremes
1966年の発表曲。邦題は、「恋はあせらず」。爽快なベースラインは、サザンオールスターズの「太陽は罪な奴」、斉藤一義「歩いて帰ろう」、広末涼子「MAJIでKOIする5秒前」、『エスパー魔美』のオープニング 曲「テレポーテーション~恋の未確認~」など様々な曲に引用されていることでも有名な曲です。
④ 「for Once in My Life」Stevie Wonder
スティーヴィー・ワンダーが1968年に発表したアルバム『for Once in My Life』のオープニング・ナンバー。小沢健二の「痛快ウキウキ通り」じゃないけれど、心が「痛快ウキウキ」になる曲です。
④「Reach Out, I'll Be There」Four Tops
1966年に発表した「フォー・トップス」の代表曲。1965年の「アイ・キャント・ヘルプ・マイセルフ(シュガーパイ、ハニーバンチ)」に続いて、全米1位を記録しました。
⑤「Mercy Mercy Me (the Ecology)」Marvin Gaye
1971年のアルバム『ホワッツ・ゴーイン・オン』からシングルカットされた1曲。
環境問題をうたった楽曲で、2003年には、トヨタ自動車「ラウム」のCM曲に使われた。マーヴィン・ゲイのメロディ・ラインは、基本、美しいです。
⑥「My Girl」The Temptation
「マイ・ガール」は、テンプテーションズ初の全米1位を獲得した曲。1991年には、映画『マイ・ガール』の主題歌に使われ、リバイバル・ヒットしました。
⑦「War」Edwin Starr
邦題は、「黒い戦争」。1970年にヒットした反戦歌。ジャッキー・チェン×クリス・タッカーの映画『ラッシュアワー』では、ジリーズを通してテーマ曲として使用されています。
これまた関係ないですが、映画『ドリームガールズ』でのエディー・マーフィーの歌い方は、「エドウィン・スター」に寄せているように感じますが、どうでしょうか。ただサンプル曲が終わった後からの歌い方なので、アレですが…。
⑧「This Old Heart of Mine 」The Isley Brothers
アイズレー・ブラザーズが1966年に発表した『This Old Heart of Mine 』の表題曲。
1975年には、ロッド・スチュワートがカバーしています。
最後は、もう1回「Jackson 5」を、「Jackson 5」で一番好きな曲です。
⑨「ABC」Jackson 5
1970年に「モータウン」から発表した2枚目のシングル曲です。デビュー曲「I Want You Back」に次いで、この「ABC」も、「Billboard Hot 100」と『ビルボード』誌のR&Bチャートの両方で1位を獲得しました。