Sly Stallone
www.instagram.com
2018年10月2日(現地時間)、シルヴェスター・スタローンが自身のInstagramでランボー最新作の撮影がスタートしたとの発表があったそうです。監督には、メル・ギブソン主演の『キック・オーバー』(2012年)で、初の長編映画を製作した「エイドリアン・クランバーグ」が抜擢されました。スタローンは、結構、無名(!?)な監督を起用しますね。撮影しやすいのでしょうか。
『ランボー』第5弾の他にも、『クリード2』や『エクスペンダブルズ』第4弾、『大脱出』の続編と新作ラッシュなので、とにかく楽しみです。
クリード チャンプを継ぐ男 [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクション] [DVD]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2018/02/17
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
「ランボー」とは
1982年に第一弾が公開。ディヴィッド・マレルの小説『一人だけの軍隊』を「カロルコ・ピクチャーズ」がシルヴェスター・スタローン主演で映画化。2008年まで続編が4本製作され、『ランボー』は、『ロッキー』シリーズと並ぶ、スタローンの代表作となっています。
1982年『ランボー』
ベトナム帰還兵のジョン・ランボーが戦友を訪れる件から物語は、始まります。帰路、通りかかった町で、保安官からの職質が思わぬ展開へと発展し、「ランボー」VS「州警察&州兵」の戦いが…。
ジェリー・ゴールドスミス作曲、ダン・ヒルが歌う「It's A Long Road (Theme From First Blood)」は、物語をいっそうしみじみさせます。
第2弾
1985年『ランボー/怒りの脱出』
服役中のジョン・ランボーは、元上官のトラウトマン大佐から、恩赦と引き換えに、極秘任務を持ちかけられ、ベトナムへと赴くのだが…。
前作の持つドラマ要素を廃し、より劇画調にシフト・チェンジ、85年の全米興行収入第2位に入る成功を収めました。脚本は、あのジェームズ・キャメロンが担当しています。よって、単純明快な展開になっているので頭を悩ますことなく楽しむことができます。音楽も前作より派手な楽曲へ変更。とにかく分かりやすくなっています。
また、この年の前後、似たような映画が続出し、このジャンルの人気の高さが伺えます。それぞれ見比べると一層面白いです。特にアーノルド・シュワルツェネッガーの『コマンドー』は、ラストが全く同じです。
左から『コマンドー』『地獄のヒーロー』『地獄の7人』
【Amazon.co.jp限定】コマンドー ディレクターズ・カット(製作30周年記念日本語吹替新録版)(A3サイズポスター付き) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2016/12/02
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログを見る
第3弾
1988年『ランボー3/怒りのアフガン』
ジョン・ランボーは、元上官のトラウトマン大佐を救出するために、アフガニスタンへと赴くのだが…。
この頃から、スタローン人気に急速に陰りが見え始めます。当時、同時期に公開された『ダイ・ハード』の「ガラス破片を見て、躊躇する裸足のジョン・マクレーン」を「面白い」と感じてしまい、スタローンの「無敵のヒーローキャラ」って、もう古いのかもと心配しましたが、予感は的中してしまいました。こうして『ランボー』は、20年間、深い眠りにつくのでした。
第4弾
2008年『ランボー/最後の戦場』
ひっそりと一人ジャングルで暮らすジョン・ランボーは、軍事政権から迫害を受ける少数民族を支援するボランティア団体の女性を現地へ案内することになるのだが…。
一時代を築いた人物だけが持つ再ブレークの権利が発動され、再びシルベスター・スタローンが第一線にカンバックしてきました。スタローンがスゴイなと思うのは、売れた映画がほぼマイナーなスタジオでの作品ばかりなところです。低迷時期も、定期的に映画を作れていたところをみると、セルフ・プロデュースに長けてるんだな。
というわけで、『ランボー』第5弾は、2019年の秋公開の予定だそうです。