まず各時代が言えるでしょうか?
日本で、もっとも古い時代は、
縄文時代です。そこから、
江戸時代
明治時代
大正時代
昭和時代
平成時代
と続きます。
「平成」が今年で終わるそうなので、
来年からは、新しい時代が始まります。
このブログを読んでいる学生の人は、いないので、アレですが、
学生のとき、
覚えておくと少しばかり役に立つ知識は、
飛鳥時代~江戸時代までは、
政権の所在地にちなんで、
時代名が付けられている
ということです。
ざっくり言うと、
飛鳥時代は、
「飛鳥京」が置かれていました。
奈良時代は、
平安時代は、
※平安時代は、政権の所在地と一致せず。
鎌倉時代は、
神奈川県の鎌倉市に「鎌倉幕府」が置かれました。
室町時代は、
安土時代は、
桃山時代は、
「伏見城」が置かれました。
江戸時代は、
東京都の千代田区(当時「江戸」と呼ばれる。)に
法則に若干の乱れがあるので、
気になる人は、気になりますが、
こんな感じです。
もう少し統一されているとスッキリします。
例えば、
奈良時代を「平城時代」とすると
平城京⇒平城時代、
また、
桃山時代を「伏見時代」とすると
安土城⇒安土時代、
伏見城⇒伏見時代、
江戸城⇒江戸時代となります。
それはさておき、本題に戻って、
今日の「お題」です。
「各時代の最高権力者が
誰だか分かりますか?」ですが、
江戸時代
明治時代
大正時代
昭和時代(戦前)
では、答えです。
【答え】
江戸時代=天皇
明治時代=天皇
大正時代=天皇
昭和時代(戦前)=天皇
第二次世界大戦後になるまで、
日本の最高権力者は、あくまでも「天皇」です。
実質的な時の指導者は、いましたが、皆、
天皇から政権を預かるという型で政治を実践していました。
例えば、
1867年の「大政奉還」とは、
預かっていた政権を
明治天皇に返上した。」という出来事です。
ちにみに
教科書に出てくる
主な「時の指導者」と
任命された「役職」は、
奈良時代=
平安時代=藤原氏(摂政・関白・太政大臣)、平清盛(太政大臣)
江戸時代=徳川氏(征夷大将軍)
明治時代=多数(総理大臣)
大正時代=多数(総理大臣)
昭和時代(戦前)=多数(総理大臣)
となります。
こう見ると、
また
「役職なし」の織田信長は、異質ですね。
歴史上唯一、
古い権威に捕らわれなかった施政者だと言えます。
一応、織田信長は、
1577年に「右大臣」に就任*2したことがあります。
右大臣とは、
朝廷の中で、「太政大臣」「左大臣」「右大臣」に次ぐポジションです。
翌年、「右大臣」を自ら辞し、
1582年4月に
朝廷側からどれ(三職=征夷大将軍・関白・太政大臣)がほしいかという、
打診があったそうですが、
返答を保留 *3 したそうです。
その2か月後の1582年6月21日に
保留の意図は、分からないままのですが、
何か考えがあったのでしょうね。