われわれの自尊心にとっては
自分の意見をきおろされるよりも
趣味をこきおろされうほうが
いちだんと苛立たしく我慢できない。
この言葉を30歳くらいのときに知って、
ようやく趣味優劣戦争から撤退することにより、
「ジャッキー・チェン」派
「アントニオ猪木」派
「ドラゴンクエスト」派などの
各派閥から離脱し、
自由になることができました。
趣味に上も下も、ないんだなー。
このラ・ロシュフコーという人は、
よく知らないけど、
こういうことが言える人は、
たぶんフランス人だな。
やっぱりフランス人でした。
1613年、生まれなので、
江戸時代の人です。
3代将軍・徳川家光の
弟の保科 正之 *1とだいたい同世代の人でした。
ところで、
ここに出てくるモンスターとは、
「フランケンシュタイン」のことです。
よく言われている話ですが、
やっぱり言いたいので言いますが、
本当の名前では、ありません。
彼に名前は、なく、
物語の中では、
「フランケンシュタインの怪物」
Frankenstein's monster
と呼ばれているので、
イラストの中では、
「モンスター」と呼んでいます。
「フランケンシュタイン」とは、
モンスターの生みの親である
ヴィクター・フランケンシュタイン博士の家名です。
しかし、
どういう形にせよ、
博士が生み出した訳なので、
「博士と怪物」は、もう家族同然な訳で、
そうで、あるならば、
たとえモンスターが
「フランケンシュタイン」という家名を名乗ったとしても、
また、
「フランケンシュタイン」という家名で呼ばれたとしても、
それは、
もう間違いじゃありませんね。
最後にもうひとつ小話を。
taketakechopは、
幼き頃から、
このフランケンシュタインに
どこか惹かれるものがありまして、
理由は、何かなと
あれやこれや考えていたら、
最近、ようやく分かりました。
「フランケンシュタインは、
父親に受け入れられなかった息子だったんだ…」と。
アハハハハハ。
親近感が湧いていたんだな。
*1:1611年生まれ。4代将軍・家綱をサポートした。