映画の小話12
『MEG ザ・モンスター』が
2018年9月7日に劇場公開される。
【あらすじ】人類未踏の深海で、太古の巨大ザメ「カルチャロドン・メガロドン*1」が人々を襲う海洋サバイバル・パニックアクション映画 *2 。
主演は、あのジェイソン・ステイサム *3 。
監督は、『ナショナル・トレジャー National Treasure 』(2004年)のジョン・タートルトーブ。
とても長った。
1997年のことだから、21年も経っている。
taketakechopは、物語がなかなか読めない*4。
たぶん人生で20冊あるか、ないか。
途中で疲れて、読めなくなってしまう。
ところが、
『MEGメグ *5 』は、珍しく最後まで読めた。
理由は、
筋が素晴らしく面白かったからでは、なく、
映画化すると書かれていたからである。
よく人が
「映画より原作の方が絶対面白い。」と言うのを聞いて、
taketakechopも、
一度は、そんなことを言ってみたいものだと心の内で思っていた。
しかし、
物語を読むことのできないtaketakechopは、
それを言うことができない。
能力の低い者に立ちはだかる現実の壁は、
甚だ高く、険しい。
そんなとき、
家にあった本がこの『MEGメグ』だった。
読み始めると、
当然、何度も何度も心が折れそうになったが、
ただ、
あの「映画より原作の方が絶対面白い」と
言いたいがためだけに本は、読まれ、
完読は、なされた。
そして、
映画がいつ公開されるのかと、
待てど、暮らせど、
公開は、されず、
とうとう21年の月日が流れたが、
ついに2018年9月7日に公開 *6されるという。
これを喜ばずに何を喜ぶと言えようか *7 。
ただ、
もう原作の内容なんて、全く覚えていないので、
もう一度、読み直さないといけないのかもしれないが…。
【映画化云々についての追記】
もう一度、『MEGメグ』のあとがきを確認してみたところ、
「ウォルト・ディズニー社は、
作者が百ページほど書いたばかりでまだ未完成だった本書に目をつけ、
約150万ドル *8 で映画化権を買い取った」
とあったが、
決して映画になるんて、何処にも書いてなかった。
低能力者にありがちな、激しい思い込みだった。
都合の良い情報だけ取り上げて、思い込んじゃうんだな。
あと、
同じあとがきに
taketakechop以外にも、
21年間、映画化を待ち望んでいた人を見つけたので、
これを最後に紹介ス。
「この作品が発売され、映画化されて評判になったとき、
作者についで注目の的となるのは
ノースカロライナ自然科学博物館だといわれていて、
古生物学担当学芸員のヴィンス・シュナイダー氏は
いまからもう鼻たかだかである。」
映画『MEG ザ・モンスター』公式サイト
https://warnerbros.co.jp/movie/megthemonster/
*1:「大きな歯をもつサメ」という意。最大17㎝の歯が発見されているらしい。でっかいねー。
*2:もう何がなんだか。
*3:ハゲにしてないと恰好よくない、髪の毛が不要という稀有な俳優。
*4:可能動詞を使ってしまったが、可能動詞って好きじゃない。
*5:作者は、ステーブ・オルテン。本の作者紹介文には、フィラデルフィア生まれで、フロリダ在住。会社経営などのかたわらに、海洋学・古生物学の調査を十年以上続け、本書で作家デビューした云々とある。
*6:貧に窮する者故に劇場には行けないので、実際に観るのは、おそらく2019年中か。
*7:反語表現を使ってみた。
*8:1ドル140円で換算すると、2億1千万円なり。