taketakechopの小話の世界

taketakechopが展開するイラスト・映画・文法にまつわる小話の世界です。

今、ハリウッドで最も稼いでいる「ドゥエイン・ジョンソン」のルーツ

o-7262?Dwayne Johnson

 2016年『セントラル・インテリジェンス』『モアナと伝説の海』(声の出演)、2017年『ワイルド・スピード ICE BREAK』『ベイウォッチ』『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』、2018年『ランペイジ 巨獣大乱闘』『スカイスクレイパー』

セントラル・インテリジェンス C.I.A.(字幕版) モアナと伝説の海 (字幕版) ワイルド・スピード ICE BREAK (字幕版)

ベイウォッチ - エクステンデッド・エディション(字幕版) ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル (字幕版) ランペイジ 巨獣大乱闘(字幕版)

ドゥエイン・ジョンソン、スゴいですね。2016年から2018年のドゥエイン・ジョンソン主演作品です。米フォーブス誌「最も稼いだ男優」ランキングでも、2016年第1位(推定収入6,450万ドル)。2017年第2位(推定収入6,500万ドル)。2018年第2位(推定収入1億2400万ドル)と抜群の安定感です。

※2018年の第1位のジョージ・クルーニーの推定収入2億3900万ドルのうち、2億3300万ドルが事業売却による収入だと言われているので、ドゥエイン・ジョンソンが事実上の1位と考えてもよさそうです。3位のロバート・ダウニー・Jr.の推定年収が8100万と言われているので、4000万ドルの差があり、ちょっと抜け出ている感があります。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 4K ULTRA HD & ブルーレイセット [4K ULTRA HD + Blu-ray]

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 4K ULTRA HD & ブルーレイセット [4K ULTRA HD + Blu-ray]

 
ランペイジ 巨獣大乱闘 3D&2Dブルーレイセット (2枚組) [Blu-ray]

ランペイジ 巨獣大乱闘 3D&2Dブルーレイセット (2枚組) [Blu-ray]

 

  現在、ハリウッドで最も稼いでいるといっても過言でないドゥエイン・ジョンソンは、どこから来たのかというのが今回の小話です。今でこそ「ドゥエイン・ジョンソン」名義で活躍していますが、初期作品では「ザ・ロック」名義で出演しています*1これは、彼がプロレスラーであることに由来しています。

 

ドゥエイン・ジョンソン
 母方のお爺ちゃんが1960年代に活躍したサモア系レスラーの「ピーター・メイビア」、お父さんは、1980年代前半に活躍した黒人レスラーの「ロッキー・ジョンソン」というプロレスリングの家系に生まれました。小学館『プロレスラー300代名鑑』より、ロッキー・ジョンソンの紹介文を抜粋しますと、「1946年にプロレス入りした。~ロサンゼルスではアメリカ・ヘビー級チャンピオンとなってスター街道を歩み出す。~連発のきく軽快なドロップキックは、ミルマスカラス以上といわれている。」

WWE Wrestling Classic Superstars Limited Edition Champion Series 3-Pack The Rock, High Chief Peter Maivia and Rocky

※真ん中が「お爺ちゃん」で、青パンツが「お父さん」です。

ハイスクール時代は、アメリカンフットボール選手として活躍し、卒業後「NFL」を目指すも断念。1996年5月に世界最高峰のプロレス団体「WWE」(当時は「WWF」)でデビュー。デビューから僅か9ヶ月で「インタコンチネル王座」を獲得。当初は、「正統派2世レスラー」を演じるも、パッとしなかったため、黒をイメージカラーとする「高飛車キャラクター」に路線を変更すると、ファンの支持を集め、必殺技「ピープルズ・エルボー」「イフ・ユー・スメル・ワット・ザ・ロック・イズ・クッキング」の決め台詞を武器に、1998年11月、26歳のとき「WWE世界ヘビー級世界王座」を獲得し、「WWE」の主役を担うことに。そして、2001年『ハムナプトラ2 黄金のピラミッド』の「スコーピオン・キング」役で映画デビューしました。

youtu.be

2013年の世界王座タイトルマッチCM Punk戦です。「ピープルズ・エルボー」や「ロックボトム」なのど必殺技が確認できます。

youtu.be

最初の「イフ・ユー・スメ~ル」が決めゼリフです。このフレーズが聞こえると会場が「ワー」と盛り上がりました。

 

ドゥエイン・ジョンソン初期3作品

『スコーピオン・キング』2002年

スコーピオン・キング(字幕版)

 砂漠に住む全種族の支配を企む邪悪王“メムノーン”とそれを阻止するため雇われた戦士“マサイアス”の闘いを描いたスペクタル・アクション作品。『ハムナプトラ2 黄金のピラミッド』に登場したスコーピオン・キングを主役にしたスピオン・オフ作品。監督は『マスク』『イレイザー』チャック・ラッセル。ドゥエイン・ジョンソン初主演作品。クレジット名は、「THE ROCK」(プロレスリング・ネーム)。

 

『ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン』2003年

ランダウン [DVD]

 LAで賞金稼ぎのベックは、暗黒街の大物ビリーの息子トラビスを南米のジャングルから連れ戻すため、現地に飛ぶのだが…“エルドラド”の秘宝を巡るアドベンチャー・アクション作品。ドゥエイン・ジョンソン主演2作目で、監督は、スタローン主演『コップランド』のピーター・バーグ。共演は、『エボリューション』『バレット・モンク』のショーン・ウィリアム・スコット、オスカー俳優のクリストファー・ウォーケン。冒険活劇が好きなので、個人的にお気入り作品です。

 

『ワイルド・タウン』2005年

ワイルド・タウン/英雄伝説 (字幕版)
 クリス・ヴォーンは、米軍特殊部隊を除隊して、生まれ故郷に帰るのだが…実在した保安官「ビュフォード・パッサー」をモデルにしたアクション作品。監督は、ケビン・ブレイ。共演者に大物俳優の名がなく、座長ドゥエイン・ジョンソンの集客能力が問われる作品に。この初期3作品までが「WWE FILMS」として制作され、どちらかとういうと「WWEスーパースター」ザ・ロックの映画という趣があります。

 この後、一旦アクションを封印し、『Be Cool』端役ではコミカルな役どころに挑戦し、新境地を開き、家族向けのディズニー作品『ゲーム・プラン』『ウィッチマウンテン/地図から消された山』や、超人気「ワイルド・スピード」シリーズへの出演を経て、2015年にドゥエイン・ジョンソン座長映画『カリフォルニア・ダウン』を大ヒットさせ、俳優「ドゥエイン・ジョンソン」の地位を確立したのでした。めでたし、めでたし、とっぴんからりせんしょのみ。

 

最新作『スカイスクレイパー』

最新作『スカイスクレイパー』が現在劇場公開中です。

youtu.be

youtu.be

www.skyscraper-movie.jp

*1:2009年の『ウィッチ・マウンテン』から完全に「ドゥエイン・ジョンソン」名義に。