『人工知能との未来』と『人間と人工知能と創造性』は、何について論じた文章か?
『人工知能との未来』と『人間と人工知能と創造性』の文章ジャンルは、
「論説文」です。
教科書(光村図書)P123に載っています。
「論説文」の定義は、何か?
辞書だと、
「論説文」とは、
「物事の是非を論じて、意見を述べる文章。」と定義していますが、
教科書でも、定義しています。
教科書P234に載っています。
教科書だと、
「論説文」とは、
「自分の立場を明確にして、
物事が理にかなっているかどうかを論じた文章。」と定義しています。
内容は、ほぼ同じですが、
教科書の「自分の立場を明確にする」という部分が若干異なるような気がします。
今回は、
教科の定義(=自分の立場を明確にして、物事が理にかなっているかどうかを論じた文章。)に照らして、
『人工知能との未来』と『人間と人工知能と創造性』は、何について論じた文章か?
を書いてみます。
『人工知能との未来』の場合
AI搭載将棋ソフトと人間の棋士の間で起きている事象が
今後の社会の在り方を先取りしているように思える立場で、
人工知能と人間の、どの向き合い方が
理にかなっているか、どうかを論じた文章。
『人間と人工知能と創造性』の場合
人間とは何か、
人間の知能とは何かを
知りたいと考え、
人工知能と創造性の関係について研究を重ねた立場で、
人工知能と創造性の関係が
理にかなっているか、どうかを論じた文章。
というわけで、
この設定を頭に入れて読むと良いかもしれません。
ついでに構成は、
①話題提示
②事例(是非)と考察
③主張の提示
「要約」も、上の「構成」に沿っています。
taketakechop.hatenablog.com
taketakechop.hatenablog.com