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句読点の小話❷「、」を打つところは、どこ?

「、」と「。」を打つところが分かりますか?という小話の続きです。

「、」について

「、」の呼び名は、「読点(=とうてん)」と言います。

「。」と「、」を合わせて、「句読点」と言います。


「読点」の「定義」を確認してみます。


①『旺文社 国語辞典 第十一版』旺文社では、

文の切れ目に打つ点。」と定義しています。

もう一つ分かりにくいので、

他のものでも確認してみます。


②『例解 新国語辞典 第九班三省堂では、

「日本語の文の中での、
意味上のくぎりを示す「、」の記号。」と定義しています。


③『広辞苑 第五版岩波書店では、

「一つの文の内部で、
語句の断続を明らかにするために、
切れ目に施す点
。」と定義しています。



これら①②③を簡単にまとめると、

「、」は、「ココで意味の繋がりが切れますヨ。」の印です。


例えば、次の文の意味は、
①か②のどちらでしょうか?

「答え」は、「①」です。

「修飾語」は、可能な限り「直後の文節」を修飾という「基本原則」があるからです。

※勿論、決して守られているわけではありません。

そのため、
読点」は、
意味が正しく伝わるように打つ。」と良いです。



最後に「練習問題」です。

次の文の意味が正しくなるように「読点」をうちましょう。