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接続詞をマスターしよう❸接続詞の本質

接続詞の問題を解くとき、
よくある説明で、
「前後の内容の関係から、接続詞を選びましょう。」
というものがありますが、
この説明で、解くことは出来ません。

勿論、
そう作ってある問題の場合は、解けますが、
基本は、解けません。

それは、なぜか、
例を使って、説明します。

問題です。


どの接続詞が入るか、
一度、考えてみてください。

では、答えです。

上の答えを見てもらえば、分かると思いますが、
ひとつの接続詞の種類に決まりません。
基本、
「順接」「逆接」「並列・累加」「説明・補足」は、
入れ替え可能な場合が多いです。

で、
結局、何が言いたいのかと言うと、

「前後の内容の関係」が「接続詞」を決めているのではなく、
「接続詞」が「前後の内容の関係」を作っているということです。

だから、
「前後の内容の関係から、接続詞を選びましょう。」
という説明では、解くことが出来ないのです。

自分がこういう仕事をしているときに
関わった国語の先生たちは、このことを知らないように感じました。
勿論、自分の勘違いかもしれませんが、
なぜ、そう思うのかというと、
定期テストで、解けない問題を頻繁に見かけたからです。

というわけで、
「接続詞」が「前後の内容の関係」を作るという情報を
頭の片隅に入れておくと良いかもしれません。

ついでに
それぞれの違いを説明すると、下のようになります。

「順接」「逆接」は、ドラマを生む接続詞で、
そのほかの接続詞は、単純に情報を扱っています。

「接続詞をマスターしよう❸接続詞の本質」でした。
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