「バディ(=相棒)の法則」を知ってから、「バディ(=相棒)」の設定を調べていて、驚いたり、感心したりした映画をいくつか紹介したいと思います。もう既に知っているものもあるとは思いますが、一応ここに。
『羊たちの沈黙』1991
『羊たちの沈黙』を初めて観た頃は「バディ(=相棒)の法則」を知らなかったので、全く気が付きませんでしたが、「バディ(=相棒)の法則」を知ってから、結構、驚きました。さすがアカデミー賞主要5部門を独占した最強作品です。
ガラスの向こう側だけどバディ(=相棒)
FBI訓練生クラリス・スターリング(=ジョディ・フォスター)と猟奇殺人犯ハンニバル・レクター博士(=アンソニー・ホプキンス)が「バディ(=相棒)」の関係です。ハンニバル・レクター博士、怖すぎて、絶対に相棒だと思えないです。しかし、こういう「バディ(=相棒)」もあるんだなーと驚きました。
『X-ファイル』シリーズ(1993-2003,2016,2018)
90年代に一大ブームを巻き起こした、超常現象をテーマにしたSFテレビドラマです。超常現象がらみの事件に挑む「モルダー&スカリー」が「バディ(=相棒)」なのですが、この「バディ(=相棒)」の設定がなかなか面白いなーと思います。
「モルダー&スカリー」=「ホームズ&ワトスン」
フォックス・モルダーは、FBIの中でも、指折りの優秀な捜査官なのですが、皆からは「変人モルダー」と呼ばれ、孤立した存在でした。モルダー監視のため、FBIの「X-FILE課」に配属されたスカリー(=医師免許を持つ科学者。)は回を重ねると、徐々にモルダーの良き理解者となり、バディ(=相棒)として事件解決に向けて協力します。
「モルダー&スカリー」の設定には、ミステリーの王道コンビ「ホームズ&ワトスン」の要素を、一見分からないように上手に取り込んでいるクリス・カーター(制作者)、しっかり勉強しているなーと感心してしまいます。