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『巨人の星』の星飛雄馬、シーズン2年目は果たして何勝したのか?後編

巨人の星(14) (週刊少年マガジンコミックス)

ゆけゆけ飛雄馬

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 伝説の朝を迎え、日高美奈に「さようなら」を告げた星飛雄馬は、復活します。

 

●1軍昇格
 時期が定かでありませんが、アームストロング・オズマが1軍に昇格した中日・巨人戦の後にアナウンサーが「明日から1軍復帰ですね」と星飛雄馬に言っているので、中日戦の翌日に1軍昇格しました。
 そして、今シーズンの初登板は、広島戦でした。「広島打線は、要所要所をみごと復活の大リーグボールでしめられ、星投手の前に完全に沈黙!」次のページでは、新聞に
「復活の大リーグボール 無敵のモーレツ快進撃!!」
「星(巨人)広島打線を完封!!」
「アトムズも星に2安打散発!!」という見出しが躍り、「星!たちまち3勝」「星 破竹の完封4連勝」と情報が続くので、とにかく1軍昇格後、4連しています。

 登板5試合目は、阪神戦。2対0で巨人リード。8回裏0死満塁、打者花形満の場面で登板します。星飛雄馬の起用方法は不明ですが、今回はリリーフです。1ボールのあと、2球目に投じた大リーグボールを当てるもピッチャーゴロに。しかし、大リーグボールを当てられ、動揺する星飛雄馬の守備が乱れ、ダブルプレーが取れず1点を献上。しかし、後続打者の打ち損じに助けられ、8回を切り抜けると、9回も無失点に抑える。現在なら1セーブ。試合終了後のアナウンサーが「巨人は30イニング無得点におさえられた江夏に一矢報いました」とあるので、現実世界と照らし合わせると、この日は7月3日の可能性が。となると星飛雄馬が1軍に昇格した時期は、5月中か!?

 翌日の中日3連戦の初戦が登板6試合目。6対1で中日リードの6回裏2死満塁、打席にオズマを迎えた場面で救援登板。これが「星飛雄馬 対 アームストログ・オズマ」の公式戦初対決です。3ボールからの4球目、この対決で初めて投げた大リーグボール1号を、オズマはライトスタンドに満塁ホームラン。星飛雄馬は、このまま自責点2で降板。

●オールスター戦
 「大リーグボール敗北のショックで出場辞退」という新聞記事があり、星飛雄馬は、オールスター戦を出場辞退。怪我での辞退ではないので、何らかのペナルティーが与えられるような…。ちなみに花形満は、本人の様子から見るとファン投票で選出された可能性が、左門豊作は、監督推薦で出場し、代打で登場。自らの判断で送りバントして、ファンから野次られていました。不思議とアームストロング・オズマの姿は、どこにもありませんでした。

●後半戦
 明確な情報はなかったので、時期は分かりませんが、2軍に落ちていました。しかし、早くも大リーグボール2号のヒントを掴み、開発特訓しているところに、川上監督が訪れ、大リーグボール1号バージョンアップの秘策を告げ、「今晩から1軍のベンチ入りして登板せい」と命じますが、星飛雄馬は固辞し、大リーグボール2号の開発を優先したいと訴えます。川上監督は激怒し、改めて2軍行きを宣言されます。

  

 

 

●9月14日
 アームストロング・オズマが27号本塁打を記録。ちなみにアナウンサーが「ホームラン・ダービートップをいく巨人とは、まだ10本の差がある」と言っているので、王貞治は37本塁打。ちなみに1969年の本塁打王は、王貞治の44本。同日、星飛雄馬は、大洋戦終了後の巨人軍1軍ベンチを勝手に訪問。大リーグボール2号の完成の報告すると同時に、川上監督本人との打席勝負を直訴。王貞治、長嶋茂雄らナインが見守る中、大リーグボール2号を川上監督に投じます。

 大リーグボール2号とは、かの有名な「消える魔球」です。

結果、川上監督を3球3振に打ち取り、その場で1軍昇格を勝ち取ります。

 登板7試合目は、中日戦。点数不明。0死2塁で、打席にアームストロング・オズマを迎えた場面での救援登板です。初球から大リーグボール2号「消える魔球」を投じると、オズマは茫然と見逃し、1ストライク。2球目の「消える魔球」も見送り2ストライク。オズマの動悸が激しくなる。オズマ同様に茫然となる2塁ランナーが牽制球でタッチアウト。1死2塁に変わり、3球目の「消える魔球」を空振り三振。第1打席は、星飛雄馬に軍配が。星一徹のアドバイスで自信を取り戻したオズマと2度目の対決。初球の「消える魔球」を投げると、バットを振り回すオズマにキャッチャー森が打撃妨害。一時騒然となるも、1塁に進塁したオズマは、牽制球タッチアウト。星飛雄馬は、最後のバッターも「消える魔球」で打ち取り試合終了。後半戦初勝利で、今シーズン5勝目を挙げました。またアナウンサーが「奪った三振は12」と言っており、オズマが牽制死しているので、少なくとも5イニングは投げたと思われる。

 新聞に「星(巨人)終盤戦に荒稼ぎ!!」「消える魔球で連勝街道をまっしぐら!!」といった見出しが躍り、テレビからは「破竹の6連勝」の声が。この時点で10勝0敗(1セーブ)

 登板14試合目は、大洋戦。今シーズン左門豊作との初対決です。初球は外角へのストレートが外れ1ボール。そのあと2球続けて、消える魔球を投げ、2ストライク1ボールに。4球目の「消える魔球」も見逃して、三振。2打席目は、初球の「消える魔球」を強振して、バランスを崩して激しく背中から転倒、そのまま負傷退場に。このアクシンデントが「消える魔球」の攻略のきっかけになってしまうが、この試合には勝利し、11勝0敗(1セーブ)

 登板15試合目は、今シーズン最後の阪神戦。(現実世界だと10月11日が対阪神の最終戦。)2回裏に5番打者として花形満が登場。花形満は、消える魔球の謎の答えを80%掴んでいるが、残りの20%の謎が分からないという状況で勝負するも、三球三振。結局、謎が掴めず、2打席目で交代。試合は、2安打完封勝利。12勝0敗(1セーブ)で今シーズン終了。

 巨人は、リーグ優勝を果たし、リーグ5連覇を達成。日本シリーズに進出し、昨年に続き阪急ブレーブスと激突。星飛雄馬は、日本シリーズで2勝を挙げて、史上初5年連続日本一に貢献した。

●1968年成績 星飛雄馬(17)13試合10勝2敗(2セーブ)
●1969年成績 星飛雄馬(18)15試合12勝0敗(1セーブ)

 

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巨人の星 1?19巻セット KC

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