あらすじ
ある理由で「ロックとダンス」が一切禁じられている中西部の田舎町に、都会のシカゴから引っ越してきたレン・マコーミックは、保守的な町に困惑するも…という青春映画です。
『フットルース』は、ケビン・ベコーンの初期アイドル時代の傑作です。このあとの1986年『クイックシルバー』と1988年『結婚の条件』を合わせた「ケビン・ベーコン青春3部作」を、僕は、とても大事にしています。ただし『結婚の条件』は、ウィキペディアにページもないので、あまり知られていないのかもしれません。
この『フットルース』でケビン・ベーコンは、シカゴから来た転校生といった役回りを演じています。ケビン・ベーコンは、シカゴ出身ではないのですが、初期作品では、シカゴ舞台が多かったです。確か『結婚の条件』『パイレーツ』がそうだったような。
また、ケビン・ベーコンと言えば、「ケビン・ベーコン・ゲーム」という「ケビン・ベーコンを起点として、映画俳優の共演関係の「距離」を測る」遊びがあります。ケビン・ベーコンを「1」とした場合、共演者を「2」とし、「2」の共演者を「3」とすると、ほとんどの俳優が3以内に入るというものだそうです。ケビン・ベーコンは日本人との共演は、ないと思いますが、共演者の共演者の「3」に入る日本人俳優も出てきます。例)渡辺謙、真田広之、三船敏郎、平泉成、椎名桔平、長谷川京子、柄本明、清水美沙
監督は、ハーバート・ロスです。1977年に制作した『グッバイガール』と『愛と喝采の日々』が有名ですが、個人的にはマイケル・J・フォクス主演の『摩天楼はバラ色に』がお気に入りです。
第50回アカデミー賞では『グッバイガール』が5部門でノミネート、『愛と喝采の日々』は、10部門にノミネートされるというハーバート・ロス・イヤーとなりました。※結果は『グッバイガール』のリチャード・ドレイファス の主演男優賞1冠でした。
ミュージカル映画ではないのですが、「音楽とダンス」を主題として扱っているため、ケニー・ロギンスの主題歌「FOOTLOOSE」をはじめとして、劇中歌の多くが大ヒットしました。※公開後は、ミュージカルとしても上演されたそうです。
サントラ9曲の中で、ケニー・ロギンスが1曲目の主題歌「FOOTLOOSE」と6曲目の「I'M FREE (HEAVEN HELPS THE MAN)」の2曲を。4曲目の「HOLDING OUT FOR A HERO」は、麻倉未稀が「ヒーロー」としてカバー、『スクールウォーズ』の主題歌に起用され、また9曲目の「NEVER」は、元ピンクレディのMIEがカバーして、『不良少女とよばれて』主題歌に起用されました。
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