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漢字小話❶漢字の覚え方

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 漢字が日本に入ってきた当時、日本人は、漢字をとても有難がりました

 「漢字の載っている書物を保有する」ことや、「漢字を読むことができる」というのは、高いステータスでしたが、今では、初期の役割を失い、価値も随分、下がってしまいましたが、今も、素晴らしい情報の伝達手段であることに変わりは、ありません。漢字の本質を知ることは、有意義なことだと思いますし、中学校の定期テストでは、確実に点数が稼げる分野です。頑張って覚えましょう。


漢字の覚え方

 暗記力の強い人は、全ての漢字を丸覚えすれば、良いのですが、暗記力の弱い人は、なかなかそうは、いきません。覚えるためには、工夫が必要です。そのとき、役に立つのが「部首」や「漢字の部品」です。ほとんどの漢字は、パーツ(部品)とパーツが組み合わさって、できています。また、そのパーツには、意味のあるものも多いので、それを足掛かりにすれば、記憶力の弱い人でも多くの漢字を覚えることができます。例えば、僕は、「鬱」を覚えることが出来ませんでしたが、各パーツに分けたら、覚えることができました。「鬱」は、6つのパーツから出来ています。

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 「鬱」という漢字は、「さじで、 きれいに並べた 米が入れてある 缶が林に置いてある」ということを表していて、「蒸し暑い林で米を発酵させる」という意味でした。それが「こんもりと茂るさま」になり、「心が晴れない」へと意味が転じました。どうですか?漢字の部品の意味が分かれば、覚えることができないでしょうか。

  

 

 


 それから、「補」「捕」「浦」「哺」「輔」「脯」なども、全部、音読みは「」で、紛らわしいのですが、漢字の意味は、「部首で変わるため、「部首を意識して覚えれば、書き間違えることが少なくなります。 

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  また、「部首」や「漢字の部品」を覚えていけば、知らない漢字に出会っても、意味を類推することが可能になります。試験で、問われている漢字問題も、単純に「読める、読めない」ではなく、漢字の「意味を類推する」ことが少なくありません。

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 もし漢字が分からなかったら、「足でフむ」ニュアンスのあるものは、どれか?類推してみましょう。

①あがってる

②のせてる

③ふんでる

④種類

⑤のる

となり、③だなとあたりをつけることができます。ちなみに答えは、です。

①急騰 ②登記 ③踏襲 ④陶器 ⑤搭乗

というわけで、漢字は、丸暗記するより、「部首」や「漢字の部品」といったパーツで覚えることをお薦めします。

 

「漢字の覚え方」でした。

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