数字の本質は、分かりませんが、
単純に数字を比べるのは、
好きであるからにして、
今回は、数字の小話。
・世界のお金は、増えている?
今から20年前、
1988年の
世界の大富豪1位は、日本人だった。
「西武」グループの総帥、堤義明、
保有資産は、180億9000万ドルと云われた。
現在、
2017年の世界の大富豪1位は、
「アマゾンCEO」のジェフ・ベゾスで、
その保有資産は、
驚きの1120億ドル *1。
1988年と2017年の1位の保有資産を比較すると6倍に増えている。
2017年においては、
保有資産200億ドルでは、
世界の50位内にも入ることができない。
また、
2012年 *2の世界の大富豪1位は、
「メキシコの通信王」カルロス・スリムで、
2012年と2017年の1位の保有資産を比較しても1.6倍に増えている。
ちなみに
「アマゾンCEO」のジェフ・ベゾスは、
2012年では、保有資産180億ドル(26位)だったから、
この6年間で、
1000億ドルも増やした。
アマゾン、儲かっているわ。
今、世界では、
滅茶苦茶、お金が増えているのか。
それとも、
一部にお金が集中しただけのか!?
そもそも
全体のお金って、増えるものなのか!?
でも、
2017年、日本のトップは、
保有資産は、227億ドル。
1988年から日本のトップの数字は、
ほとんど変わらない。
日本では、
お金が増えていないし、一部に集中も、していない模様。
●人口は、超爆発。
今から30年ほど前の
1974年に藤子・F・不二雄が発表した「間引き」と、
1978年に諸星大二郎が発表した「食事の時間」は、
オチが共通で、
爆発的な人口の増加を怖がるというブラック・ユーモアの短編。
ちなみに
「間引き」では、「45憶マイナス1…プラス1、プラス1、プラス1…」というラストで、
「食事の時間」では、「現在の世界総人口三十五億 *4 …」というラスト。
たぶん、
この「45億」という数字は、
当時、衝撃的な数字だと思われるが、
2018年の世界の総人口は、73億人超。
【世界1位の個人保有資産額と世界人口の比較】
こうやって、みると
1988年は、世界中の皆が3.6ドル、巻き上げられたが、
2017年は、15ドルも巻き上げられている。
年々、巻き上げられる数字が増えているので、
来年は、どれだけ巻き上げられるのだろうか。
恐怖。