映画の小話11
「家に早く帰れる*1映画」とは、「家に早く帰ることが出来る映画」のこと。taketakechopが中学・高校の頃の移動手段は、ケッタマシーン *2 だった。市内最大駅前から家まで帰るのに、40分ほど時間を要したが、「映画観る→激しく興奮→アドレナリン全開」パターン発動で、帰宅時間を短縮できることがままあった。
というわけで、「家に早く帰れる映画ベスト5」を 。
第5位『リーサル・ウェポン2』(1989年)
1989年 全米興行成績3位!!
メル・ギブソンとダニー・グローバーによる相棒刑事映画の傑作。
当時、人間兵器マーティン・リッグス(=メル・ギブソン)のいかれっぷり*3に激しく興奮していた。ただ、劇中音楽のエリック・クラプントンは、「漕ぎ力を強める音楽」ではなかったところが欠点か。
第4位『ポリス・ストーリー2/九龍の眼』(1988年)
ポリス・ストーリー第二弾!!
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ジャッキー・チェンの映画は、基本どれも早く帰れる。ただ無意味に車道と歩道の段差をジャンプしてしまうとか、これまた無意味に両サイドの歩道を左右左と変更してしまうので、ロスタイムが生まれるところが欠点か。
第3位『ビバリーヒルズ・コップ2』(1987年)
1988年 全米興行成績、堂々の1位!!
エディー・マーフィー×トニー・スッコトの刑事アクション映画。
オープニグで、Bob Segerの「Shakedown」をバックに、赤いフェラーリが疾走するシーンを思い起こすと、アクセル・フォーリー*4の「アクセル」という言葉の響きも相俟って、漕ぎ力1.3増しに。唯一の難点は、漕ぎ中に「ウォッハハハハハッ」とエディー・マーフィーの変な笑い方をまねちゃうと力がやや抜けるところ。
第2位『ロッキー4/炎の友情』(1985年)
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1985年 全米興行成績3位!!
シルベスター・スタローンの出世作『ロッキー』第四弾。
トレーニング・シーン、ボクシング・シーンと見せ場満載。また、主題曲の「Eye Of The Tiger」だけでなく、「Heart's On Fire」「Living In America*5」「No Easy Way Out *6」と漕ぎ力を高める劇中歌も満載で、漕ぎ力1.5増のまま、家まで全力疾走できる。
第1位『クイック・シルバー』(1986年)
80年代の青春映画スター、ケヴィン・ベーコンの知る人ぞ知る名作。
ケビン・ベーコン*7扮する凄腕トレーダーの主人公が投資失敗で財産を失い、自転車郵便のメッセンジャーに転身し、自身を見つめ直す青春映画。自転車で、車の間をすり抜け、町を駆け抜ける見せ場が爽快。そのまま、自身の漕ぎ力に反映され、漕ぎ力1.6増に。あっという間に家に着くことができた。
*1:「帰れる」の「れる」は、可能を表す助動詞「れる」。
*2:自転車のこと。
*3:例えば、ビルから飛び降りようとヤケになっている人を説得にいき、一緒にビルから飛び降りるや、クライマックスの格闘場面では、アクション映画なのに地味な三角締めを極めにいこうとする行為など。他にも多数あり。
*4:エディー・マーフィー扮する主人公の名前。
*5:劇中では、アポロの入場シーンで流れる。ジェームス・ブラウン本人も登場し、大盛り上がりする見せ場のひとつ。
*6:失意の中、車を走らせるロッキーの場面で流れる。回想シーンと音楽が見事にシンクロし、激しく感情移入できる。
*7:ハーバート・ロス監督の『フットルース』(1984年)でスターダムに、最近では、『コップ・カー』(2015年)が有名。