後編は、2008年『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』です。
『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』
Tropic Thunder
監督は『ナイトミュージアム』シリーズ、『LIFE!』のベンスティラーです。『トロッピク・サンダー/史上最低の作戦』はこんな映画です。下のトレーラーをどうぞ。
トム・クルーズの、この映画での役どころは、強欲な映画プロデューサーのレス・グロスマンです。髪型は、磯野波平さんで、厚々の胸板に、太い腕。
ロバート・ダウニー・Jr、曰く「クルーズに気づかない観客もいる」
ベン・スティラー、曰く「すぐ分かる人も、最後まで気づかない人もいる」
といった風貌です。
トム・クルーズの出演ルールには以下の2ルールがあります。
ルール① 特種メイクをしない。(想像)
ルール② 見た目がカッコ悪い役柄を演じない。(これも想像)
『トロッピク・サンダー/史上最低の作戦』の「レス・グロスマン」は、この2つのルールを破っている極めて稀な役柄でしょう。
それは、なぜか?と言いますと、それは、たぶんベン・スティラーとの友情のためだと思われます。トム・クルーズは、もっと利己的な人だと思っていましたが、友情のために信念を曲げて、協力するトム・クルーズって素晴らしいなあ。(実際のところは、全て想像です。ただトム・クルーズとベン・スティラーの交流動画はチラホラ見られるので、仲は良いのではないかと思います。)
英語は何を言っているか、分かりませんが、たぶん「チャイニーズシアターの手形足形」のセレモニー式典で、ベンスティラーの紹介をトム・クルーズが務めてくれているのではないかと思われます。4分50秒過ぎでベン・スティラー登場です。
こちらも英語さっぱりですが、ベン・スティラーがトム・クルーズ(=Tom Cruise)のスタントを務めるスタントマン「トム・クルーズ=Tom Crooze」を演じるというパロディ(!?)。3分50秒あたりで前編で紹介した『マグノリア』のパロディも登場します。最後のバカ笑いしている2人は仲良さげで、笑えてきます。
しかし、結局のところ、トム・クルーズは、この役柄も格好よく演じてしまいます。恐るべしトム・クルーズ。さすが世界の頂上で、30年以上も活躍し続ける実力者ですね。特に観てほしいのは、エンド・クレジットでのトム・クルーズのダンスシーンです。
どうでもよいことですが、動画始まりの部分で、ベン・スティラーの前に座っているお爺ちゃんは、ジョン・ヴォイトです。アンジェリーナ・ジョリーのお父さんです。
「こんなトム・クルーズも観てほしい 後編2008年『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』のレス・グロスマン」でした。