映画の小話1
第1回の映画の小話は、
ベン・スティラーの『LIFE』です。
The Secret Life of Walter Mitty
ベン・スティラーが制作・監督・主演を務め、2013年に公開されました。ベン・スティラーの監督作品としては、5本目にあたります。
ベン・スティラーって、素晴らしい。
ベン・スティラーを街角で見かけたら、きっと握手を求めに、駆け寄るだろう。もしそうなったらば、それは、昭和56年に名古屋場所で優勝した千代の富士以来、二度目の偉人との握手だ。
ベン・スティラーを観ていると、ほっこりする。ベン・スティラーは、「ほっこりはん」である。ハンサムな顔だと思うのですが、ほんの少しばかり何かズレているのか、どことなく滑稽な雰囲気が漂っている。普通に歩いている場面でも、愉しい気持ちにさせられる。ベン・スティラーは、生まれながらのコメディアンなのでしょう。(トム・クルーズの対極!?)今回の『LIFE』は、特に控えめで、抑えた演技だったが、それがいっそうほっこりさせた。
空港から飛行機で旅経つ場面や、上昇するヘリコプターに飛び乗る場面や、見応えのある場面は、多いけれども、僕は、スケートボードで、エイヤフィヤトラヨークトル(アイスランドの火山)を滑走する63秒がとくに好きです。
カメラマン役で、ショーン・ペンが出ているのも、何か嬉しい。
【蛇足】
日本語吹替えでは、岡村隆史がベン・スティラーを担当していた。何か変てこな感じがしたけど、最後まで観ることができました。