「ジャック」「ジョン」「ジョー」とは
①「ジャック(Jack)」は、
『旧約聖書』のヤコブ（Jacob＝ジェイコブ）に由来する男性名。
ヤコブ＝ヘブライ人の族長。イスラエル民族の祖。
英語圏で、
「ジャック」は、「ジョン」の愛称としても使われる。
②「ジョン(John)」は、
『聖書』の「ヨハネ（Johannes）」に由来する英語圏の男性名。
ヨハネ＝漁師ゼベダイの息子。イエスの使徒の一人。
「ジョン」の愛称には、
「ジョニー(Johnny／Johnnie／Jonny)」「ジャック（Jack）」などがある。
③「ジョー(Joe)」は、
「ジョアン（Joan）」「ジョエル（Joel）」「ジョン（John）」
「ジョゼフ（Joseph）」「ジョゼフィン（Josephine）」の短縮形。
①「ジャック」は、「ジョン」の愛称。「ジャック≒ジョン」
②「ジョン」の愛称は、「ジャック」。「ジョン≒ジャック」
③「ジョー」の短縮形は、「ジョン」。「ジョー≒ジョン」
以上をまとめると、
だいたい「ジャック」≒「ジョン」≒「ジョー」
と捉えて良いかと思われます。
また、
「ジャック」「ジョン」「ジョー」は、
日本でいうところの「太郎」に相当する
「民族を代表する名前」でもあるそうです。
まずは、
「アクション映画」の代表
「シルベスター・スタローン」と
「アーノルド・シュワルツネッガー」の作品で、
「ジャック」「ジョン」「ジョー」を探してみます。
①シルベスター・スタローンの主な「ジャック／ジョン／ジョー」
1975『デスレース2000年』＝ジョー・”マシンガン”・ヴィテルボ（殺人レースのレーサー）
1982『ランボー』＝ジョン・ランボー（ベトナム帰還兵）
1993『デモリッショマン』＝ジョン・スパルタン
（1996年＝ロサンゼル市警の刑事／2032年＝サン・アンゼルス市警の巡査部長）
2000『追撃者』＝ジャック・カーター（ギャング）
2001『ドリブン』＝ジョー・”ザ・ハンマー”・タント（Ｆ１レーサー）
2022『サマリタン』＝ジョー・スミス（スーパー・ヒーロー）
【スタローンの場合】
主演級映画の約21％が「ジャック／ジョン／ジョー」でした。
【余談】
主演級映画の約38％が「ジャック／ジョン／ジョー／レイ／ジョセフ」です。
②アーノルド・シュワルツネッガーの主な「ジャック／ジョン／ジョー」
1985『コマンドー』＝ジョン・メイトリックス（傭兵）
1990『キンダガートン・コップ』＝ジョン・キンブル（ロサンゼル市警の刑事）
1993『ラスト・アクション・ヒーロー』＝ジャック・スレイター（ロサンゼル市警の刑事）
1996『イレイザー』＝ジョン・クルーガー（証人保護プログラムのエージェント）
2014『サボタージュ』＝ジョン・ウォートン（麻薬取締局の捜査官）
【シュワルツネッガーの場合】
主演級映画の約14％が「ジャック／ジョン／ジョー」でした。
【まとめ①】
主演級映画の14％～21％が「ジャック／ジョン／ジョー」というのは
高確率なのではないかと思われます。
次に
1982年～2022年の「ジャック」「ジョン」「ジョー」映画(ドラマ)を探してみます。
1982『ランボー』＝ジョン・ランボー（ベトナム帰還兵）
1983『グレイストーク ターザンの伝説』＝ターザン／ジョン・クレイトン（貴族）
1984『ロマンシング・ストーン』＝ジャック・コルトン（冒険家）
1985『ランボー／怒りの脱出』＝ジョン・ランボー（傭兵）
1985『コマンドー』＝ジョン・メイトリックス（傭兵）
1985『ナイルの宝石』＝ジャック・コルトン（冒険家）
1986『ゴーストハンターズ』＝ジャック・バートン（トラックの運転手）
1987
1988『ランボー３／怒りのアフガン』＝ジョン・ランボー（傭兵）
1989『ダイ・ハード』＝ジョン・マクレーン（ニューヨーク市警の刑事）
1989『ジョニー・ハンサム』＝ジョニー・ハンサム（窃盗犯）
1990『レッド・オクトーバーを追え！』＝ジャック・ライアン（ＣＩＡ情報分析官）
1990『キンダガートン・コップ』＝ジョン・キンブル（ロサンゼル市警の刑事）
1990『ダイ・ハード２』＝ジョン・マクレーン（ニューヨーク市警の刑事）
1991『ハートブルー』＝ジョン・”ジョニー”・ユタ（ＦＢＩ捜査官）
1992『パトリオットゲーム』＝ジャック・ライアン（元ＣＩＡ情報分析官）
1993『デモリッショマン』＝ジョン・スパルタン（1996年＝ロサンゼル市警の刑事／2032年＝サン・アンゼルス市警の巡査部長）
1993『ラスト・アクション・ヒーロー』＝ジャック・スレイター（ロサンゼル市警の刑事）
1994『今そこにある危機』＝ジャック・ライアン（ＣＩＡ情報担当次官補佐官）
1994『スピード』＝ジャック・トラヴェン（ロサンゼルス市警ＳＷＡＴ隊員）
1994『スターゲイト』＝ジャック・オニール（アメリカ空軍の大佐）
1995『ダイ・ハード３』＝ジョン・マクレーン（ニューヨーク市警の刑事）
1995『ＪＭ』＝ジョニー・”ネモニック”・スミス（運び屋）
1996『イレイザー』＝ジョン・クルーガー（証人保護プログラムのエージェント）
1996『ラストマン・スタンディング』＝ジョン・スミス（流れ者）
1996『ザ・ロック』＝ジョン・パトリック・メイソン（元ＳＡＳ隊員／ＭＩ６）
1997『フェイク』＝ジョー・ピストーネ（ＦＢＩ潜入捜査官）
1998『悪魔を憐れむ歌』＝ジョン・ホブス（フィラデルフィア警察の刑事）
1999
2000『追撃者』＝ジャック・カーター（ギャング）
2000『シャフト』＝ジョン・シャフト（ニューヨーク市警の刑事）
2001『２４-TWENTY FOUR-』＝ジャック・バウアー（連邦機関テロ対策ユニットロサンゼルス支局の捜査官）
2001『バンディッツ』＝ジョー・ブレーク（銀行強盗）
2002『マイノリティ・リポート』＝ジョン・アンダートン（犯罪予防局の刑事）
2002『トータル・フィアーズ』＝ジャック・ライアン（ＣＩＡ情報分析官）
2003『ハリウッド的殺人事件』＝ジョー・ギャビラン（ハリウッド警察署強盗殺人科の刑事）
2003『パイレーツ・オブ・カリビアン／呪われた海賊たち』＝ジャック・スパロウ（海賊）
2004『マイ・ボディガード』＝ジョン・Ｗ・クリーシー（元米軍対テロ暗殺部隊）
2005『Mr.&Mrs.スミス』＝ジョン・スミス（設計事務所の経営者／殺し屋）
2005『シンシティ』＝ジョン・ハーディガン（刑事）
2005『コンスタンティン』＝ジョン・コンスタンティン（悪魔祓い）
2006『ファイヤーウォール』＝ジャック・スタンフィールド（コンピュータセキュリティの専門家）
2006『１６ブロック』＝ジャック・モーズリー（ニューヨーク市警の刑事）
2006『パイレーツ・オブ・カリビアン／デッドマンズ・チェスト』＝ジャック・スパロウ（海賊）
2007『パイレーツ・オブ・カリビアン／ワールド・エンド』＝ジャック・スパロウ（海賊）
2007『ローグアサシン』＝ジョン・クロフォード（ＦＢＩ捜査官）
2007『ダイ・ハード4.0』＝ジョン・マクレーン（ニューヨーク市警の刑事）
2008『ランボー／最後の戦場』＝ジョン・ランボー（傭兵）
2008『ハンコック』＝ジョン・ハンコック（スーパーヒーロー）
2009『パブリック・エネミーズ』＝ジョン・デリンジャー（銀行強盗）
2010『刑事ジョン・ルーサー』＝ジョン・ルーサー（ロンドン警察の主任警部）
2011『パイレーツ・オブ・カリビアン／生命の泉』＝ジャック・スパロウ（海賊）
2012『アウトロー』＝ジャック・リーチャー（元米陸軍憲兵隊捜査官）
2013『オーバードライブ』＝ジョン・マシューズ（運営会社の経営者）
2013『ホワイトハウス・ダウン』＝ジョン・ケイル（元軍人／議会警察官）
2013『ダイ・ハード／ラスト・デイズ』＝ジョン・マクレーン（ニューヨーク市警の刑事）
2014『サボタージュ』＝ジョン・ウォートン（麻薬取締局の捜査官）
2014『エージェント・ライアン』＝ジャック・ライアン（ＣＩＡ情報分析官）
2014『ジョン・ウィック』＝ジョン・ウィック（殺し屋）
2015『ワイルドガン』＝ジョン・ヘンリー・クレイトン（ガンスリンガー）
2016『ブラッド・ファーザー』＝ジョン・リンク（元犯罪者）
2016『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』＝ジャック・リーチャー（元米陸軍憲兵隊捜査官）
2016『ターザン：REBORN』＝ジョン・クレイトン／ターザン＝（貴族）
2017『パイレーツ・オブ・カリビアン／最後の海賊』＝ジャック・スパロウ（海賊）
2017『ジョン・ウィック：チャプター２』＝ジョン・ウィック（殺し屋）
2018『トム・クランシー／ＣＩＡ分析官ジャック・ライアン』＝ジャック・ライアン（ＣＩＡ分析官）
2019『ランボー ラスト・ブラッド』＝ジョン・ランボー（元傭兵）
2019『ジョン・ウィック：パラベラム』＝ジョン・ウィック（殺し屋）
2020
2021『ウィズアウト・リモース』＝ジョン・クラーク（ＣＩＡ工作員）
2021『リトル・シングス』＝ジョン・ディーコン（元ロサンゼル市警の刑事）
2022『レッド・ノーティス』＝ジョン・ハートリー（ＦＢＩ特別捜査官）
2022『ジャック・リーチャー～正義のアウトロー～』＝ジャック・リーチャー（元米陸軍憲兵隊捜査官）
【まとめ②】
1987年、1999年、2020年では、
「ジャック」「ジョン」「ジョー」映画（ドラマ）を探すことが出来ませんでしたが、
それ以外は、
毎年、誰かが、どこかで、
「ジャック」「ジョン」「ジョー」を演じていました。
基本、
「アクション映画」で「主人公の職業」が
「警官」「ＣＩＡ」「ＦＢＩ」「捜査官」「エージェント」「傭兵」「ギャング」のとき、
「主人公の名前」は、
「ジャック」「ジョン」「ジョー」の可能性が高いと思われます。
この他にもいると思います。
「ぱッ」と見
「ドルフ・ラングレン」や「スティーブン・セガール」の映画で、
「ジャック」が多かったように思いましたが、今回は、対象から外しました。
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